Mac Excelを使うには結局どれが正解?

MacでExcelファイルを開き、編集するにはいくつか方法があります。
結局のところどの方法が良いのか、考察してみました。

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実はExcelは、Macアプリ

Excelって実は、Mac用に開発されたアプリケーションなんです。
Windowsの普及とともにメジャーになったため、Windows用のアプリケーションだと私もすっかり思っていましたが、真実を知った時にはびっくりしました。
当初からGUIベースだったMac版を開発したことで、GUIアプリケーション開発ノウハウが蓄積され、それ以降のMicrosoft社のWindowsアプリケーションの開発が成功したと言われています。
今のWindowsがあるのも、ある意味Macがあってこそなんですね。

さておき、MacでWindowsで作成されたExcelファイルを開き、編集する方法はいくつかあります。

大きく分けると以下の通りです。

  • Microsoft製品を購入する
  • 他社オフィス製品を購入する
  • 無料アプリケーションを使用する
  • Mac標準アプリケーションを使用する

Microsoft製品を購入する

Mirosoft製品を購入すれば、当たり前にExcelが使用できます。
いくつか製品があります。

  • Excel 2016 for Mac
  • Microsoft Office Home & Student 2016 for Mac
  • Microsoft Office365 Solo

Excel 2016 for Mac

Excel2016単品の製品です。Macのローカルディスクにインストールする標準的なソフト(= デスクトップアプリケーション)です。Microsoftのストアから購入することができます。
価格は、2017年2月現在で、税込15,984円です。
ライセンスは、2台のMacにインストールすることができます。

Microsoft Office Home & Student 2016 for Mac

Word for Mac、Excel for Mac、PowerPoint for Mac、OneNote for Macをインストールすることができるパックです。Macのローカルディスクにインストールします。(= デスクトップアプリケーション)
Microsoftのストアの他、量販店やAmazon等からも購入することができます。
価格は、2017年2月現在で、税込23,000円前後です。
Excelだけではなく、WordまたはPowerPointも使用したい方は、それぞれ単品で
購入するよりも、9,000円も安くなり非常におトクです。
ライセンスは、2台のMacにインストールすることができます。
ちなみに製品名は、Home&Studentですが、仕事で使用しても何の問題ありません。

Microsoft Office365 Solo

Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Access、outlookと全てのオフィス製品が利用可能です。(ただしAccessはWindows版のみ)
常に最新版の製品を使用することができます。
また、MacだけではなくWindowsでも使用可能で、2台まで利用可能です。
いわゆる買い切りの永続ライセンスではなく、年額または月額料金制になっているのが特徴です。
これらの形態からすると、Webアプリケーションなんだと勘違いしていたのですが、こちらもローカルディスクへインストールを行います。
Microsoftのストアの他、量販店やAmazon等からも購入することができます。
価格は、2017年2月現在で、月額1,274円、年額12,744円です。

どれを選択すべきか

Excelの単独利用で、WordやPowerPointを利用しない方は、『Excel 2016 for Mac』を。
WordやPowerPointなどOffice製品をいくつか利用したいかつ、常に最新バージョンの製品を利用したい方は、『Microsoft Office365 Solo』を。
WordやPowerPointなどOffice製品をいくつか利用したいかつ、バージョンについては数年そのままで問題ない方は、『Microsoft Office Home & Student 2016 for Mac』を。
という選択になるのではないでしょうか。
私の場合、必要なものはExcelだけでしたので、『Excel 2016 for Mac』を購入しました。

他社オフィス製品を購入する

他社のオフィス製品で、MicrosoftのOffice製品との互換性をうたっている製品がいくつかあります。
有名なのは、『KINGSOFT Office』です。最近『WPS Office』と名前が変わりました。互換性もかなり高くなってきているようです。
しかし、残念ながらMac用はリリースされていません。iOS用はあるようなのですが。

無料アプリケーションを使用する

無料のオフィス製品では、以下の2つが有名です。

  • Apache OpenOffice
  • Libre Office

いずれも、高い互換性があります。以前は、『OpenOffice』が主流でしたが、
『Libre Office』派が増えてきているようです。
高い互換性ですが、あくまで”高い”であって、操作性や機能には違いがあります。模倣品や完全コピーではありませんので当然なことですが。

Mac標準アプリケーションを使用する

実はMacに標準で入っているアプリケーションでも、Excelを開くことができます。『Numbers』です。
使ってみましたが、互換性が高いかというと、操作性や書式・フォントなど、いろいろな面で違いがあります。あくまで同じファイルで似たようなことができるソフトと思った方がいいのかもしれません。
既存のファイルを一時的に少しだけ修正したいなどでは使えるかと思います。

結局どれがいいの

結局どれを選択するのが正解なのか?
それは、目的や使い方によってきます。
こんな感じでしょうか。

目的・使い方 ソフト
とにかく安く
今回だけ、数回だけ使いたい
すでにインストールされているNumbers
とにかく安く
今後も定期的に使うが、Windowsではほとんど使わない
無料アプリケーション
Libre Officeなど
操作性含めて、極力これまで通りに使いたい
Windowsも使用するので、新しいソフトに完全移行することもできない
Microsoft製品

私の場合、操作性・互換性が違って戸惑うことに対して使ってしまう時間がもったいなく、仕事においてはこれまで通りWindows環境でExcelを使っていくこともあるので、あれこれ検討しましたが、結局は、

安心感の『Excel 2016 for Mac』

という結論になり、実際購入しました。

『Excel 2016 for Mac』の購入方法・インストール方法・気になる点などについて、次回以降の記事にて触れていきたいと思います。

参考になれば幸いです。

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